2015年02月21日

産道くぐり@熊本中央高校

先日うみつきメンバーでお味噌作りをして、そのお味噌で作ったお味噌汁を食べる日を楽しみにしているヒロミです音符

2月のはじめに、昨年から産道くぐりを発達保育の授業に取り入れてくださっている熊本中央高校に、
うみつきスタッフと赤ちゃん先生と一緒にお邪魔してきました。

きっかけは、熊日新聞で紹介されたうみつきの産道くぐりの取り組みをご覧になった家庭科の先生が、
ピン!ときました、と連絡を下さったことから始まりました。

昨年の授業の様子はRKKの本田恭子アナウンサーが取材に来てくださいました。その様子はコチラ→

生徒さんたちとは初対面になるのですが、4ヶ月と8ヶ月の赤ちゃん先生のおかげで始めから和やかな雰囲気にラブ
(生徒さんのプライバシー保護のため写真は加工してあります)





そして私たちのおうちでの出産のお話をさせていただき、子どもたちの写真も見てもらいました。

その後生徒さんが事前におうちの方に聞き取りをしたアンケートを読んでもらったのですが、
名前の由来や出産時の様子など、初めてお母さんに聞いたという子や、涙ながらに読む子もいて、
回りで聞いている生徒さんたちも私たちももらい泣きをしていました。

いつもの絵本“おへそのあな”。
大きくなるとなかなか絵本を読んでもらう機会はないと思いますが、
おなかの赤ちゃんの視点から描かれた物語の内容にみなさん入りこんでいるようでした。




そして目をつぶり、瞑想。
私たちは自然の一部でもともと繋がっていることを感じたり、
意識を過去や未来に向けてみることでニュートラルな状態に促しリラックスします。

産道くぐりのデモンストレーションのあと、実際にみんなで産道を作り、
赤ちゃん役の生徒さんがお母さん役のひとの膝枕で胎児になります。


若葉双子ちゃん妊娠中の大きなおなか!

私たちの産道くぐりでは“自分で決める”ことを大切にしています。
産まれる順番やタイミング、お産の進み方にしろ、赤ちゃんと同じように自分で選ぶのです。














思わず涙してしまう姿、友だちや先生と抱き合って喜ぶ姿、ピカピカの笑顔、、、
赤ちゃん役、お母さん役、産道役と
それぞれの感じたことをシェアしながら、みんなでつくりあげていく時間です。








[生徒さんのアンケートより抜粋]

若葉赤ちゃんとふれあって
・小さくてやわらかくてかわいかったです。
・とてもかわいらしくて、早く自分の子どもがほしいなと思いました。
・自分もこんな時期があったんだなぁと考えることができた。
・手をにぎるとぎゅーっとにぎりかえしてくれたところが嬉しかった。

若葉うみつきスタッフの出産の話や写真を見て
・やっぱりお母さんってすごいなと思ったし、お話や写真を見て感動しました。
・私がお母さんを選んでいる、赤ちゃんが自分で今から生まれますっていう時に陣痛が始まることをはじめて知りました。
・自宅出産の話を聞いて家族みんなで赤ちゃんを迎えられるのはとてもいいなと思った。
・産まれてから1ヶ月ごとに成長を写真にされていたので、私も大人になったら同じようにしたいと思いました。

若葉友達のアンケートを聞いて
・みなそれぞれお腹の中にいる時からお母さんは大切に思っていて、涙しながらアンケートを答えている友だちを見てお母さんの思いについて深く考えることができた。
・普段は楽しく話す仲間だけど赤ちゃんの時こんな感じだったんだ、こんな風に生まれてきたんだ、と驚きもあったし新鮮でした。
・人によって産むときの感情は違うけど産んだあとの思いはみんな「生まれてきてくれてありがとう」というところはみんな一緒なんだということがわかった。

若葉絵本について
・この年で絵本を聞く機会はなかなかないので良かったし、読み方がすごく優しくてスーッと耳に入ってきました。
・おなかの中にいるとき、家族の声を聞きながら成長していくんだなぁと思った。とてもいい絵本だった。
・私もこうやって望んで生まれてきたのかなって思ったら嬉しかった。

若葉瞑想について
・すごく落ち着いたしわかんないけど涙が出そうになった。
・意識を色んな所に向けて色んな角度から改めて自分について考えさせられました。
・瞑想のおかげで心が穏やかになり、産道くぐりをするはずかしさがなくなった。

若葉産道くぐりを体験して
・くぐっている時は絶対泣かないと思っていたけど、くぐり終わったあとにボロボロ泣いてしまいました。母も子も辛くて苦しいけど頑張って喜びがうまれるんだなと思いました。
・産道をやってみて、みんなが一生懸命くぐっている所に感動したし涙があふれてきました。
・赤ちゃん役は産道がとても長く感じました。つらいのは母だけじゃないんだなと思いました。
・母役は、おなかをさすってかわいがりたくなる気持ちがわかりました。
・産道役しかできなかったけど、赤ちゃんもお母さんもとても痛く苦しい困難をのりこえていることがわかりました。途中で止まったら死んでしまうので赤ちゃんが生まれてくるのはきせきなんだと思いました。
・私も母のおなかから生まれて、次私が赤ちゃんを産むときこの体験を思いだし、赤ちゃんが産まれたとき精一杯の感謝を伝えたいと思います。
・お母さんのありがたさ、大切さが分かった。大切にしようと思った。
・赤ちゃんを産むには大変なこともたくさんあるし、産んでからも大変なことがあると思うので、しっかり考えて赤ちゃんを産まないといけないと思いました。


ほかにも先生や生徒さんからありがたいメッセージをたくさんいただきました。
みなさんのアンケートを読ませていただいて、そのピュアな感性にまた感動し涙しました。
子どもから大人への階段をのぼっている彼女たちが、素敵なお母さんになる姿が目に浮かびました。

中央高校の皆さま、あたたかく素晴らしい時間をありがとうございました。


**********
産道くぐりに期待されること

○自分が持っている力を再認識し、自己肯定感を高める
○出産の擬似体験を通して命の大切さを実感する
○人とのつながりを感じることで心が満たされる

産道くぐり、出張講座のご依頼も受け付けていますので、関心のあられる方は、
umitsuki1103☆gmail.com(☆を@に変えて)までご連絡ください。

健軍小家庭教育学級での産道くぐりのようす→









  

Posted by ヒロミ at 08:30 Comments(0) 産道くぐり
 
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